この記事の要点
一枚に一つの行動を原則に、全体図、受付への移動、休憩設備、退出を分け、投影環境と配信画面の両方で確認します。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
印刷用会場図を一枚のスライドへ縮小し、後方席や小さな配信画面から文字と現在地が読めない
自分で整理する手順
- 参加者へ説明する時系列の行動を列挙する
- 全体把握と個別移動を別スライドに分ける
- 現在地と目的地を大きくし短い口頭原稿を付ける
- 会場後方とオンライン配信プレビューで試す
地図を時系列に分解する
参加者が最初に必要なのは受付、休憩時にはトイレや別会場、終了時には出口です。すべてを一枚に置くより、進行に合わせて同じ基図の強調位置を変えます。各画面のタイトルを『受付は左奥』『休憩室は二階』のような結論にし、現在地と目的地を大きくします。
同じ基図を使う際は向きを固定し、スライドごとに北や左右が反転しないようにすると、参加者が位置関係を保持できます。
投影と配信では最小表示が違う
会場スクリーンでは後方席から、オンライン配信では資料が小窓になった状態から見ます。作業用モニターの全画面表示だけで判断せず、会場で投影テストし、配信の共有画面も録画して確認します。細い灰色線や小さな凡例は消えやすいため、太い線、番号、短いラベルを使います。
登壇者の口頭説明を補助にしつつ、聴覚情報を利用しにくい人にも伝わる文字と矢印を残します。
日常案内と緊急案内を混ぜない
休憩室やブースへの動線を示す一般会場図は、法令や施設管理に基づく避難経路図の代わりにはなりません。非常時は会場の放送、誘導員、正式な避難表示に従う運用を確認します。独自スライドに非常口を載せる場合も管理者の承認を得て、古いレイアウトを使いません。
当日の設営で通路や入口が変わるため、最終配置後に会場担当者が照合し、差替え可能な期限と担当者を決めます。
制作を依頼する目安
- 複数会場・時間帯で動線が切り替わる
- 配信・投影・印刷を共通データから制作したい
- アクセシビリティと避難情報の扱いを専門確認したい
依頼時に渡す情報
- 会場図・フロア情報
- 当日の進行表
- 受付・各会場・設備位置
- 投影解像度と画面比率
- 配信プラットフォーム
- 使用言語
- 変更締切
- 会場管理者の確認
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 一画面へ全情報を詰め込んでいない
- 後方席から現在地と目的地が読める
- 色だけで動線を分けていない
- 口頭説明なしでも最低限分かる
- 配信画面の縮小表示で確認した
- 法定避難経路図と一般案内を混同していない