この記事の要点
スクリーンショットの可否を一般論で決めず、対象サービス、媒体、商用性、加工、表示方法ごとに最新の公式規約を確認し、難しければ自作模式図や公式提供の埋め込み機能を検討します。
必要な項目から読む
まず押さえる論点
画面で見られることと、画像として保存・加工・再配布できることを同じだと考え、利用条件を確認せず掲載してしまう
まず地図サービスと使い方を特定する
「ネットの地図」という呼び方では確認先を決められません。サービス名、地図表示か航空写真か、スクリーンショットか埋め込みか、Webか紙か、商用か、加工するかを一行ずつ整理します。同じ提供元でもAPI、埋め込み、印刷、ブランド素材で条件が分かれることがあるため、目的に対応した公式文書を探します。
規約検索ではサービス名に「スクリーンショット」「印刷」「商用」など用途を組み合わせ、一般利用規約だけでなく該当製品の個別条件まで辿ります。検索結果の解説記事ではなく、提供元が現在公開している文書を確認対象にします。
出典表示だけで利用可とは限らない
出典を書けばどの画像も使える、という一律の考え方は避けます。クレジットは必要条件の一つでも、取得方法、表示サイズ、改変、印刷部数、ロゴの扱いなど別条件があり得ます。規約の一部だけを切り取らず、素材に表示される権利表記も含め、公開時点の公式案内へ照らして判断します。
公開案へ仮の出典を付けただけで済ませず、取得方法、加工内容、掲載媒体、部数を規約の項目と一対一で照合します。判断に使った箇所を記録し、クレジット表示があることだけを利用可の根拠にしません。
代替案を先に用意して制作を止めない
条件が読み切れない場合は、画面をなぞって似た地図にするのではなく、現地で確認した経路と掲載許可を得た目印だけでオリジナル模式図を作る方法があります。住所リンクや公式の埋め込み機能が目的に合う場合もあります。代替案でも道路規制や入口の正確性は別に確認し、元サービスの権利問題が消えたから正確と断定しません。
代替の模式図には第三者地図の線形を残さず、現地で必要な曲がり角と掲載許可を得た目印から配置を組み直します。公式の埋め込みへ切り替える場合も、表示方法とブランド表記を最新条件で再確認します。
Googleマップとストリートビューは別条件
Googleの公式ガイドラインでは、Googleマップの画像利用には用途や掲載方法ごとの条件があり、帰属表示を残す必要があります。一方、ストリートビューのスクリーンショットや印刷利用は認められていません。
地図画面と街路写真を同じ条件で扱わず、使用する製品、紙・Webの別、加工内容を決めてから該当条件を確認します。ここでの説明は許諾や法的適合を保証するものではありません。
確認する順序
- 使う地図サービスと取得方法、掲載媒体、加工内容を書き出す
- サービス公式の利用規約・ブランド表示・印刷条件を確認する
- 出典・ロゴ・著作権表示を消さず必要表示を記録する
- 条件が合わない場合はオリジナル模式図または公式提供機能へ切り替える
自分だけで決めずに確認したいこと
- 大量印刷・広告・有料配布など用途の条件判断が難しい
- 複数サービスの素材を組み合わせて加工したい
- 権利者への許諾確認や法的判断が必要
制作者・確認担当者へ渡す情報
- 対象地図サービスと正確な素材URL
- スクリーンショットの取得日時・端末・範囲
- Web、チラシ、看板など掲載媒体と部数
- 切り抜き・注釈・トレースなど予定加工
- 商用利用・広告利用の有無
- 確認した公式規約URL・版・確認日
公開・依頼前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 閲覧可能だから転載可能とは判断しない
- 公式規約を対象媒体ごとに確認する
- 権利表示・出典・ロゴを勝手に削除しない
- 第三者投稿や施設情報の権利も確認する
- 規約ページの確認日を記録する
- 不明点は提供元または専門家へ確認する
公式情報・確認先
公式ページ確認日:2026年9月5日。掲載条件は変更されることがあります。
- Google:地図・地理関連製品の使用ガイドラインGoogleマップとストリートビューの利用条件・帰属表示