この記事の要点
判断が変わる地点だけを来訪者の目線で撮影し、一枚につき現在地、見える目印、次の行動を一つずつ添えます。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
写真は多いのに撮影位置や向きが分からず、似た扉・廊下・階段のどれを進むか判断できない
自分で整理する手順
- 指定区画を降りた位置から受付まで実際に歩く
- 方向転換・入口選択・階移動がある地点だけ撮影する
- 各写真に撮影地点、向き、次の行動を短く入れる
- 写真なしでもたどれる文章手順を併記する
写真は分岐の手前で撮る
曲がった後の景色を載せても、来訪者はどこで曲がるか判断できません。進行方向から分岐へ近づく位置で撮り、目印と矢印を同じ画面に収めます。駐車場全景、最初の曲がり角、入口扉、受付前というように、行動が変わる地点だけを選べば、連続写真を過剰に並べずに済みます。
写真だけを順に見た試験者が分岐の手前で曲がれなければ、撮影位置が遅過ぎます。判断対象が見え始める場所まで戻って撮り直し、現在地から次の写真の景色へ自然につながるかを再生順で確かめます。
一枚につき一つの行動を書く
写真は、曲がる、建物へ入る、階を移るなど、来訪者の判断が変わる地点に絞ります。同じ道を進む写真を増やすより、一枚ごとに「ここで何をするか」を短く添えてください。写真を並べた後は、前の写真の終点と次の写真の撮影位置がつながるかを確認します。
撮影できない場所は模式図と文章で補う
受付周辺に来訪者の顔、診療情報、車両番号、セキュリティ設備が映る場合は、無理に写真を使いません。施設の撮影方針を確認し、必要なら位置関係を現地と照合した模式図や文章へ置き換えます。画像には代替テキストを用意し、「二つ目の扉」ではなく扉の正式名など、配置変更に耐えやすい表現を選びます。
人物や診療情報をぼかした後、残った背景から個人を推測できないか施設担当者と確認します。安全に加工できない画像は無理に使わず、扉の位置関係だけを表した模式図と固有名詞を抑えた文章へ差し替えます。
制作を依頼する目安
- 似た棟や扉が多く、写真への注釈設計が複雑
- 館内撮影の許可・個人情報・防犯配慮が必要
- Webと印刷用で写真のトリミング・解像度を最適化したい
依頼時に渡す情報
- 駐車区画から受付までの順路メモ
- 撮影地点と向きを記した簡易平面図
- 人物・車両番号を除いた元写真
- 入口名・棟名・階数の正式表記
- 撮影・掲載に関する施設許可
- 季節・工事・改装時の再撮影担当
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 写真の並びが実際の移動順になっている
- 一枚に複数の分岐指示を入れない
- 矢印の起点と終点が明確
- 顔・車両番号・私有情報を公開しない
- 画像が見えなくても文章で移動できる
- 入口や看板の変更後に再撮影する