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名刺・チラシ・Web・看板など媒体別

カラー地図を白黒印刷しても経路を消さない方法

カラーで作った地図をコピー・FAX・白黒印刷しても、経路、注意、入口が区別できる線種・濃度・記号の設計を解説します。

この記事の対象

社内印刷、配布資料、FAXなど出力環境が一定でない案内図を運用する担当者

この記事の要点

色に意味を任せず、実線・破線・太さ・番号・形状を併用し、低品質の白黒コピーまで実出力して確認します。

必要な項目から読む

どこで案内が途切れるのか

青と赤で区別した経路が白黒で同じ灰色になり、薄い道路や小さな注意記号がコピーで消える

自分で整理する手順

  1. 地図をグレースケール表示して区別できない要素を探す
  2. 経路・道路・注意へ異なる線種と記号を割り当てる
  3. 家庭用印刷・コピー・PDFで実寸出力する
  4. 複数回コピーした状態でも入口と経路を確認する

色相ではなく明度と形を変える

青と赤はカラー画面で違っても、白黒化すると近い灰色になる場合があります。主経路を太い実線、代替経路を破線、立入不可を斜線など、形と線種に役割を持たせます。入口は塗り色だけでなく枠や記号、文字で強調します。色覚の違いにも同じ対策が役立ちます。

ただし記号を増やしすぎると凡例が必要になるため、案内目的に不要な区分を減らして、重要な二、三種類を明確にします。

二つの駅からの経路を白黒で比較。良い例は線種と番号で経路を区別する。
白黒でも、線種と番号で経路を見分けられるようにします。説明用の架空例です。実在の経路・設備・条件を示すものではありません。図を大きく見る

コピーで失われる細部を試す

制作データから直接出した高品質PDFが読めても、受付でコピーされ、さらにFAXや再コピーを経ると薄い線が飛び、黒い面がつぶれます。想定する最も厳しい環境で原寸出力し、駅出口、曲がり角、入口、注意が残るか確認します。細線を一律に太くすると道路間隔が埋まるため、不要な道路を削って余白を確保します。

網点や薄い写真背景に重要文字を重ねないことも大切です。

カラー版とは別の確認済み書き出しを持つ

プリンター任せの自動白黒変換は機種ごとに結果が変わります。共通マスターから白黒用に濃度と線種を調整した版を作り、用途名と確認日をファイル名へ付けます。内容更新時はカラー版だけ直して白黒版を忘れないよう、媒体台帳で両方をひも付けます。

印刷会社へ渡す場合はカラーモード、黒の作り方、最小線幅など仕様を確認し、校正紙で最終判断します。

制作を依頼する目安

  • 複雑な複数経路を白黒で整理する必要がある
  • 特色・商業印刷の色管理が必要
  • アクセシビリティ基準を含むデザイン監修を受けたい

依頼時に渡す情報

  • カラー元データ
  • 想定印刷・コピー環境
  • 仕上がり寸法
  • 必須の経路区分
  • ブランドカラー
  • 印刷会社の仕様
  • 白黒版の用途
  • 納品形式

公開前の確認項目

未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。

  • 色なしで主経路を追える
  • 実線と破線の凡例がある
  • 薄い灰色の文字が消えない
  • 原寸コピーで入口名が読める
  • QRが白黒でも読める
  • カラー版と白黒版の内容が一致する
白黒でも伝わる地図を相談する