この記事の要点
ポスターの目的と掲示距離を決め、日時・会場名・最寄り起点・入口を視線順に配置し、詳細経路は近距離またはQR先へ分けます。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
日時・出演者・装飾を優先して地図が小さくなり、掲示場所から近づいても文字が読めない
自分で整理する手順
- 掲示場所と想定視認距離を確認する
- 必須情報を遠距離・近距離・QR先に分ける
- 仕上がり寸法で出力し壁に貼って確認する
- 会場担当者と入口・掲示期間を校正する
距離ごとに読ませる情報を分ける
数メートル離れた場所ではイベント名、日付、会場名が先に見え、近づいたときに最寄り駅出口や入口図を読める構成が現実的です。すべてを同じ大きさで並べると視線の入口がなくなります。掲示場所で人が立ち止まれるかも確認し、通過が前提なら詳細地図を詰め込みません。
地図を小さな飾りにせず、来場につながる必須情報として十分な面積とコントラストを割り当てます。
原寸出力を壁に置いて試す
A2やA1のデータをモニターで縮小表示しても、実際の視認距離は評価できません。分割印刷でもよいので原寸に近い状態で壁へ置き、想定距離から文字と矢印を確認します。照明の反射、掲示枠で隠れる端、周囲のポスターとの色競合も見ます。
地図内の細い線が大判化で目立ちすぎることもあるため、単なる拡大ではなく線幅と文字のバランスを調整します。
開催後に残る情報を管理する
ポスター写真がSNSや検索結果に残ると、翌年の来場者が古い入口や日付を参照することがあります。開催年と日付を省略せず、QRリンク先も終了後の案内を用意します。会場名や最寄り駅のロゴは自由に使えるとは限らないため、使用条件を確認します。
屋外掲示には設置許可や期間の制約があり、掲示物が避難表示を隠さないかも管理者へ確認し、終了後は適切に撤去します。
制作を依頼する目安
- ビジュアルと地図の情報階層を一体で設計したい
- 大判出力に耐える地図データがない
- 複数サイズ・会場別の展開が必要
依頼時に渡す情報
- ポスター寸法
- 掲示場所・距離・期間
- イベント名・日時
- 会場・入口の正式名称
- 最寄り起点
- 地図の元データ
- QRリンク先
- 印刷会社の仕様
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 掲示距離から会場名と日時が読める
- 近づけば入口と経路が読める
- QRだけに場所情報を任せていない
- 掲示終了日が明確
- 塗り足しと安全域を守った
- 駅・施設ロゴの使用許可を確認した