この記事の要点
住所と文章、軽量な簡略地図を先に示し、判断が難しい地点だけ写真、動作の順序が必要な箇所だけ短い動画を選べる形で加えます。各素材には代替説明、更新日、差し替え単位を持たせます。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
大きな画像や動画を一度に読み込ませ、狭い画面では案内が切れ、低速回線や画像を見られない環境では道順そのものが分からなくなっている。
自分で整理する手順
- Webページを開く場面を、出発前、移動中、建物到着後に分ける
- 文章と軽量地図だけで起点から入口まで追える基本版を作る
- 迷いやすい分岐へ写真、連続動作が必要な箇所へ短い動画を個別に追加する
- 狭い画面、低速回線、画像非表示、無音再生で案内が途切れないか確認する
- 素材ごとに識別名、撮影日、代替テキスト、更新担当を台帳へ記録する
最初の表示は文章と軽量地図で成立させる
移動中の利用者は、ページを開いてすぐに住所、使う駅出口、目的の入口を確認します。大きな写真一覧や自動再生動画より先に、短い文章と全体を示す簡略地図を置きます。画像が遅れても本文の地点名と行動順が読めれば、案内の土台は失われません。
地図画像にも同じ内容を要約した代替テキストを付け、装飾ではなく案内情報として管理します。
画面幅に合わせて写真の並びと情報量を変える
横長の写真を固定幅で並べると、スマートフォンでは目印が小さくなったり横スクロールが生じたりします。分岐ごとに一枚ずつ区切り、写真、地点名、次の行動を一組にして縦方向にも読める構成にします。必要なら端末幅に応じた画像を用意し、大きな元画像をそのまま配信しません。
360ピクセル程度の画面とタブレット、PCで、番号の順序と説明の対応が変わらないことを確認します。
短い動画は任意で再生する補助にする
改札から階段へ向きを変えるなど、静止画では動作の連続が伝わりにくい箇所だけを短い動画にします。自動再生は避け、再生前に内容とおおよその長さが分かる見出しを付けます。通信量が気になる利用者や無音環境のために、同じ手順を静止画と字幕でも確認できるようにします。
動画が削除・停止されても基本経路が残るよう、本文や地図を動画の中だけに閉じ込めません。
素材単位の台帳で差し替えを小さくする
外観写真が古くなったとき、ページ全体を作り直す運用では更新が遅れます。地図、分岐写真、入口写真、動画に別々の識別名を付け、撮影日、掲載箇所、代替テキスト、確認担当を記録します。差し替え時は新しいファイル名で公開してキャッシュによる旧画像残りを避け、本文の地点名や字幕との対応も確認します。
公開後は旧素材への参照が残っていないかリンクと表示を点検し、台帳の版も更新します。
制作を依頼する目安
- 複数の画面幅や高解像度端末へ画像を出し分け、通信量も抑える必要がある
- 多言語版で本文、代替テキスト、字幕を同時に更新する必要がある
- 多数の店舗・会場で共通部品を使い、拠点ごとの素材だけ安全に差し替えたい
- 表示速度、アクセシビリティ、動画配信方式を含むWeb実装の検証が必要である
依頼時に渡す情報
- 公開するページURLと想定する閲覧端末・画面幅
- 住所、交通手段別の起点、入口、受付の確定情報
- 地図上の判断地点と、写真・動画を置く目的
- 元画像・動画、撮影方向、撮影日、公開許可の記録
- 素材ごとの代替テキストと動画の字幕原稿
- 許容する画像寸法、動画時間、ファイル容量の目安
- 低速回線や画像非表示時に残す文章案内
- 素材識別名、差し替え担当、次回確認日を記した台帳
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 最初の表示だけで住所、起点、目的入口を確認できる
- 横幅の狭い画面でも地図や写真がはみ出さない
- 画像を読み込めなくても代替説明と本文で経路を追える
- 動画は無音でも理解でき、再生しなくても到着情報が失われない
- 同じ地点を本文、地図、写真、動画で同じ名称にしている
- 素材を一件差し替えても他の経路説明やリンクが壊れない
- 撮影日、確認日、更新担当が素材台帳に残っている