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名刺・チラシ・Web・看板など媒体別

チラシ用とWeb用の地図を同じデータで作れるか

一つの地図原稿からチラシとWebへ展開するとき、共通化する情報と、サイズ・操作・更新性に応じて作り分ける部分を解説します。

この記事の対象

チラシ、Webサイト、SNSなど複数媒体で同じ施設を案内する広報・店舗担当者

この記事の要点

道路・入口・目印の正本は共通化し、印刷用と画面用は文字サイズ、縦横比、色、補足情報、書き出し形式を別版として管理します。

必要な項目から読む

どこで案内が途切れるのか

印刷地図を画像のままWebへ貼る、またはWeb地図をチラシへ縮小し、どちらも読みにくく更新も二重になる

自分で整理する手順

  1. 起点、経路、入口、目印を媒体に依存しない台帳へ整理する
  2. チラシの実寸とWebの表示幅を決める
  3. 共通マスタから印刷版と画面版の下書きを分ける
  4. 各媒体で原寸・実機確認し更新履歴をそろえる

共通化するのは見た目より案内事実

同じデータを使う目的は、全媒体を同じ大きさ・同じ構図にすることではありません。起点、道路の接続、曲がる場所、入口名、確認日といった案内事実を一つのマスターで管理することです。A4チラシなら周辺の駐車場を加え、スマートフォンなら入口付近を大きくするなど、表現は用途に合わせます。

元情報が共通なら、道路工事があったときに修正漏れを洗い出しやすくなります。

同じ案内を名刺などの横長枠とスマートフォンの縦長枠で見せる例。
情報の元は共有し、掲載枠に合わせて配置を変えます。説明用の架空例です。実在の経路・設備・条件を示すものではありません。図を大きく見る

印刷と画面では読まれ方が違う

印刷物は仕上がり寸法が固定され、塗り足しや色校正が必要です。Webは画面幅が変わり、拡大できても通信量や代替テキストへの配慮が要ります。印刷版の細いCMYK線を低解像度PNGへするとぼやけ、Web版のRGB色をそのまま印刷すると見え方が変わります。

共通マスターから用途別に文字サイズ、線幅、縦横比を調整し、紙は原寸、Webは複数端末で確認します。

納品時に修正版の所在を決める

印刷用PDF、編集可能なAIやSVG、Web用WebPやPNGが別々に増えると、どれが最新版か分からなくなります。ファイル名、版番号、確認日、用途を付け、共通マスターと書き出しデータを分離します。特定ソフトでしか開けない場合は、将来の担当者が更新できるかも確認します。

外注時は、修正可能な元データの納品範囲、フォントやイラストのライセンス、再利用できる媒体範囲を事前に合意します。

制作を依頼する目安

  • 編集可能なベクターマスターを新規に整備したい
  • 複数サイズへ自動ではなく適切に再レイアウトする必要がある
  • 古い画像しかなく権利や正確性も含め再制作が必要

依頼時に渡す情報

  • 共通する住所・入口・経路情報
  • チラシの寸法と印刷仕様
  • Webの想定表示幅
  • ブランドカラーとフォント
  • 掲載期限・確認日
  • 必要な画像形式
  • 元データの編集環境
  • 各媒体の担当者

公開前の確認項目

未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。

  • 共通マスターと書き出し版を区別した
  • 印刷画像をWebへ単純縮小していない
  • Web版を紙へ低解像度で流用していない
  • 入口や経路の内容は両版で一致する
  • 媒体ごとの更新日が管理されている
  • 元素材の商用利用範囲を確認した
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