この記事の要点
名刺地図は最寄り出口、決定的な曲がり角、建物入口に絞り、詳細経路は読み取れるQRと管理を続けられる案内ページのURLへ分担します。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
Web用の詳細地図をそのまま縮小し、道路名や目印が読めず、QRコードと連絡先まで窮屈になっている
自分で整理する手順
- 実際の名刺サイズへ住所・連絡先と地図領域を配置する
- 起点を一つ、曲がり角を二、三か所に絞る
- 原寸印刷して文字・線・QRの読取を確認する
- 初めて見る人に入口までの向きを説明してもらう
名刺で地図が担うのは最後の判断
名刺の地図は、自宅から店まで全行程を案内するものではありません。受け取った人が駅名や住所検索で近くまで来た後、どの出口を使い、どの角を曲がり、どの建物入口へ入るかを助けます。路線網、遠方の道路、曲がらない脇道は省き、起点と入口を大きくします。
情報を減らす際も、似た交差点や裏口へ誤進入しやすい道は残し、道路の接続関係を変えてまで整えないことが大切です。
QRコードは小さな地図の代用品ではない
QRコードがあっても、電池切れ、通信不調、読み取りに別端末が必要な場面があります。最低限の住所、駅出口、電話番号などは文字で残し、QRは詳細なWeb案内や最新情報への入口として使います。リンク先を地図サービスだけにすると入口や受付の説明が抜けるため、自社のアクセスページを経由させる方法もあります。
短縮URLの終了リスクを避け、印刷前には複数端末で読み取りと遷移先を確認します。
原寸の紙で判断する
画面を拡大して制作していると、細い道路や六ポイント程度の文字でも読めるように錯覚します。家庭用プリンターでもよいので仕上がり寸法で出力し、腕を伸ばした距離や一般的な照明で確認します。塗り足し、裁ち落とし、安全域、カラーモードなどは印刷会社の仕様に合わせます。
Googleマップ等の画面を使う場合は掲載方法に対応する公式条件を確認し、利用条件を確認した素材またはオリジナルの模式図として制作します。
制作を依頼する目安
- 両面の情報設計やブランド表現と可読性を両立したい
- 道路形状を簡略化しても誤解しない図にする判断が難しい
- 印刷会社の入稿仕様に合うベクターデータが必要
依頼時に渡す情報
- 名刺の仕上がり寸法と縦横
- 片面・両面の掲載項目
- 最寄り駅出口または主要道路
- 目的地の建物・入口名称
- 残す目印
- ロゴとブランドカラー
- 印刷会社の入稿仕様
- QRの確定リンク先
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 原寸で入口名が読める
- 地図を縮小コピーしただけになっていない
- 住所と地図の建物名が一致する
- QRコードの周囲に余白がある
- 白黒印刷でも経路を識別できる
- 転載できない地図画像やロゴを使っていない