この記事の要点
ロビー案内は行動順、座席表は列・番号の規則に特化し、客席入口の記号を接続点として二つの図を連動させる。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
細かな座席番号とロビー設備を一枚へ載せ、縮小時にどちらも読めず、入場口の選択も分からない。
二つの検索行動を分ける
座席表とロビー案内は、来場者が解決したい疑問が違います。座席表には列・番号・通路を、ロビー案内には受付、入口、トイレ、エレベーターを優先します。チケットに記載する入口名を両方に載せると、入場から着席までの案内をつなげられます。
番号の規則を図で説明する
座席番号の並びや、階を移動する経路を会場の正式図面と照合します。車椅子利用席や介助者席については、場所だけでなく予約・利用条件を会場へ確認してください。空き状況が変わる席を、固定の案内図で「利用可能」と表示しないようにします。
入場運用と同じ版を使う
開場前の待機、チケット確認、入場、終演後の退場を別々にたどります。売店や受付の列が通路をふさがないかは、当日の運営計画と合わせて確認が必要です。交通規制や安全管理の判断を図の制作へ丸投げせず、承認する会場担当者を決めておきます。
自分で整理する手順
- 入館から着席までの判断を順番に分ける
- 客席入口へ一意の扉記号を付ける
- 座席表に列と番号の増える方向を示す
- チケット・掲示・係員案内で扉記号を統一する
制作を依頼する目安
- 複数階席や可動席で座席構成が変わる
- 公演ごとに閉鎖扉や受付位置が異なる
- チケットシステム用データとの整合が必要
依頼時に渡す情報
- 公演ごとの確定座席番号データ
- 客席扉記号と対応する座席範囲表
- ロビー内の受付・クローク配置資料
- 奇数偶数や列名の並び規則メモ
- 可動席を設置する演目と切替日時
- チケット券面へ載せる入口符号の仕様
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- ロビー設備と細かな座席を別面に分けた
- 券面の扉符号から客席図へ接続できる
- 番号が増える方向を左右それぞれ示した
- 列記号と座席数字を暗所でも区別できる
- 可動席版を常設版として公開していない
- 閉鎖扉の公演情報を係員資料にも反映した