この記事の要点
階別図と設備索引を分け、客室番号の並び規則、上下移動の基準点、設備の利用時間を近くに示す。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
建物全体を一枚に縮小しすぎて客室番号が読めず、時間帯で使える設備や入口の違いも伝わらない。
客室と設備を同じ密度で描かない
客室番号は連続性が重要ですが、朝食会場や浴場は名称と方向が分かれば十分なことがあります。すべてを同じ大きさで詰めず、階別の客室図と共用設備の索引を役割分担させます。増築で番号が飛ぶ場所は図上でも明示します。客室番号の百の位が階を示すなら、その規則をエレベーターホールに一行で説明します。
例外番号がある区画は境界を描き、連番だと思って進む誤りを防ぎます。
エレベーターを基準点にする
宿泊者が到着して最初に探すのは、部屋番号とエレベーターからの進行方向です。客室階の図にはこの二つを優先し、レストランなど別階の設備は階名と案内先を添えます。部屋番号の並びが左右で違う場合は、矢印だけでなく番号の範囲を表示してください。
時間と利用条件を分離して更新する
廊下、エレベーター、客室番号などの固定情報と、朝食会場・営業時間など変更される情報を分けて管理します。期間限定の案内を図へ直接描き込むより、差し替え欄にまとめる方が更新箇所を追いやすくなります。変更時は客室内の案内、フロント配布物、Webの表示を照合してください。
自分で整理する手順
- 客室番号の並びと通路の分岐を階ごとに確認する
- エレベーターを共通の基準点として図をそろえる
- 共用設備を用途別の少数記号へ整理する
- カードキー制限や利用時間を図の近くへ添える
制作を依頼する目安
- 複数棟や増築で番号規則が途切れる
- 外国語版とアクセシブル経路版が必要
- 館内改装に合わせてサイン一式を更新する
依頼時に渡す情報
- 全客室番号とフロアを対応させた台帳
- 東西エレベーターから見える最初の室番号
- 大浴場・朝食会場など設備ごとの営業時刻
- カードキーで入れない区域の境界資料
- 増築部で途切れる番号規則の説明
- 客室案内冊子とロビー掲示の完成サイズ
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 百の位と階数の関係を例外込みで説明した
- 昇降機ごとに客室までの方向を分けた
- 宿泊者専用区域を一般客へ開放表示していない
- 室番号をベッドサイド用紙でも判読できる
- 会場変更を固定平面へ焼き込んでいない
- 夜間玄関の施錠条件をフロントと照合した