この記事の要点
運転区間と徒歩区間を線・起点・説明で分け、駐車場の入口、利用できる区画、店舗へ歩き始める出口を連続して示し、利用条件と現地状況を定期確認する。
必要な項目から読む
どこで案内が途切れるのか
店舗を地図の中心にして駐車場名だけを載せているため、運転中に入口を通り過ぎたり、駐車後に店と反対方向へ歩いたり、無関係な区画へ停めたりする。
自分で整理する手順
- 店舗へ向かう主要道路から駐車場入口までを車で確認する
- 入口看板、利用区画、精算や駐車証明の条件を管理者へ確認する
- 車を停めた位置から店舗入口まで実際に歩いて判断点を記録する
- 車の経路と徒歩経路を異なる線種にし、それぞれの起点を明記する
- 駐車場から戻る経路も確認し、公開前に店舗と駐車場の担当者が照合する
一枚の中に二つの移動を分けて描く
離れた駐車場の案内には、道路から駐車場へ入る運転と、車を降りて店舗へ向かう徒歩の二つがあります。店舗を目的地にした一本の線では、運転者が先に店前へ着き、狭い道で引き返すことがあります。
車の線は主要道路から駐車場入口まで、徒歩の線は駐車区画付近から店舗入口までとし、色だけでなく実線・点線や車・歩行者の記号でも区別します。駐車場を上、店舗を下に置くなど、地理的な北より利用順を優先する場合は方位や模式図であることも明記します。
駐車場名ではなく入れる場所を特定する
同じ名称の駐車場でも、入口が裏通りに一つだけある、階によって提携区画が違う、月極区画と時間貸し区画が隣り合うことがあります。住所やピンだけに頼らず、運転者から見える看板、入口の向き、進入できない方向を現地で記録します。区画番号、車高、営業時間、精算方法は管理者へ確認し、確認日を残します。
外部地図の画像をそのまま転載せず、利用条件を確認できる情報と自分たちの現地記録から、必要な道路と入口だけを模式化します。
車を降りた地点から店舗まで案内を続ける
駐車できた時点で案内を終えると、利用者は広い駐車場のどの出口から歩くか分かりません。エレベーターや歩行者出口を起点にし、最初に見える建物、横断する場所、店舗入口の向きを順に示します。買い物後に駐車場へ戻ると景色の向きが逆になるため、必要なら復路の短い説明も加えます。
提携終了、区画変更、周辺工事など変わり得る条件には確認日と更新担当を持たせ、完成図は店舗側と駐車場管理者の双方が現地で照合してから公開します。
制作を依頼する目安
- 一方通行や中央分離帯のため、進行方向によって駐車場への入り方が異なる
- 複数の提携駐車場を混雑・車高・利用時間で案内し分ける必要がある
- 駐車区画から店舗まで複数回の横断や高低差があり、一枚で整理しにくい
- 駐車券処理や無料時間など利用条件を地図と印刷物へ統一して載せたい
依頼時に渡す情報
- 駐車場の正式名称、住所、管理者
- 車で入れる方向と入口の現地写真
- 利用可能な区画番号や階
- 営業時間、車高、料金、提携条件の確認日
- 駐車位置から店舗入口までの徒歩経路
- 横断箇所、段差、雨天時の注意
- 店舗入口と駐車場出口の写真
- 掲載媒体、仕上がり寸法、希望納品形式
公開前の確認項目
未確認の項目を残さず、該当しないものはその理由も記録します。
- 車の経路と駐車後の徒歩経路を同じ線で表していない
- 駐車場の敷地ではなく実際に入れる入口を示した
- 利用できる区画と利用できない区画を確認した
- 無断利用となる周辺駐車場を案内に含めていない
- 営業時間や提携条件に確認日がある
- 駐車後に見る向きで店舗まで歩いて照合した
- 地図内だけでなく本文にも入口と徒歩順路を記載した